アポイントの入れ方
- 2023.01.24
- 学んだこと
創業の頃のアポの入れ方
創業の頃、とにかく仕事がなくて、仕事になるアポを優先していた頃があります。
要は仕事になるかどうか、さらにいうと、お金になるかどうかで優先順位を変えていたというわけです。
優先順位をつけることは普通のことに思うかもしれませんが、当時はひどくて、仕事になりそうなアポが入ったら他のアポをどんどん変更したり、時にはキャンセルしたりと…
そこには相手の都合は関係なく、自分の都合のみでした。
アポがどんどん変わって困ってしまった
そんなある日、東京で、知人のお兄さんと会う機会をいただきました。
その時は別に商談があって、そちらが東京訪問のメインの目的でした。しかしながら、その商談のアポがころころ変わるんです。
「午前中と言ってましたが午後で。」
「来客が入ったのでやっぱり午前中で。」
「その日は都合が悪くて翌日に。」と何度も。
その都度、知人のお兄さんに予定変更をしていただき、承諾していただきました。
申し訳なくなって…
しかし、その商談のアポイント変更はそれからも続きました。
なぜそれに付き合ったのか。
売り上げが欲しくてお金の優先順位が相当上がっていたからだと思います。
度重なる変更が申し訳なく、知人のお兄さんに「今回は都合が悪くお会いできません。また別の機会にお願いします。」と返事をしてしまいました。
すると、帰ってきた返事は
「あなたみたいな人とは会う価値がない。二度と会うことはないでしょう。」でした。
あまりのショックで呆然とするしかなかったです。
アポイントは入った順がいいと思う
後で知ったのですが、その知人のお兄さんは、このIT業界ではとても有名な方で、もしかしたら出会っていたら何か変わったかもしれません、、、が、
当時は、そんなアポの取り方をしていたくらいですから、きっと何も変わってないでしょう。
その時学んだことは、人と会う時は会うまでその「重要度」はわからないということ。
そして、アポは相手の時間もお借りするということ。
本当に申し訳なく思いました。
この時の出来事から、いろいろな経営者の方にも相談し、一つの結論がでました。
それは「アポは入った順に優先順位を決める」ということです。
もちろん、基本的にそう考えておくということで、絶対ではありません。
創業から20年。この失敗は今でも忘れませんし、思い出せば胃が痛くなります。しかし、この失敗の後、アポで大きな問題は起こしていない(はず)だと思っています。
その方が携わっていたアプリを触るたび、思い出す出来事です。
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